アロマを身近に・さわやか21

★★★  これからママになる方のアロマテラピー ★★★


 エッセンシャルオイルの紹介には、「妊娠中の方はお控え下さい」といった注意がたくさん出てきます。

   「あれもいけない、これもいけない!! いったい何を使ったらいいの?」

   「妊娠してしまったら、アロマテラピーは楽しめないの?」

 そんなことはありません。妊娠はとてもデリケートな営みで、日々変化する自分の身体に戸惑うことも多いものですが、そんなときにこそ、エッセンシャルオイルの心地よい香りが、心身に優しく働きかけて、お母さんと一緒に赤ちゃんにも優しさとやすらぎを与えてくれます。

 ただし、妊娠中のアロマテラピーはやはり違ってきます。エッセンシャルオイルの選び方や使い方にも特別な配慮が必要になります。特に赤ちゃんが急成長する妊娠中期までは十分な注意が必要です。安全な使い方を守って、安心・快適なマタニティーライフを送って下さい。


◆選ぶ時の注意点

 エッセンシヤルオイルの中には、排卵や生理の周期を促す作用のあるものや、刺激が強いものなど、妊娠時にはふさわしくないものがあります。時期に合わせて正しく使い分けて下さい。


 ○妊娠中には使用しない方がよいオイル
  クラリセージ、サイプレス、ジャスミン、ジュニバー、スイートフェンネル、パジレ、ペパーミント、マージョラム、ローズ、ローズマリー



 ○安定期まで、入浴・マッサージには使用しない方がよいオイル

  イランイラン、ゼラニウム、ラペンター、ロ一マンカモミール


◆使い方の注意点

 ○芳香浴

  濃度はできるだけうすめを心がけて下さい。
  薄く保ちながらも、そのときに好ましいと感じられる香りのものを使って下さい。

 ○マッサージ
  通常の半分の濃度を保ち、時間も短め(約5分間)にします。また腹部は避け、背中だけ、足だけ、手だけなどというように、局部的に行うようにして下さい。


 ○入浴
  通常の半分の濃度を保ち、エッセンシヤルオイルはキャリアオイルや牛乳、生クリームで薄めてから使用して下さい。あらかじめ次のようなレシピで入浴剤を作ってから、お風呂に注ぐと安心です。


入浴剤のレシピ

 ホホパオイル→エッセンシャルオイル→グリセリン→ハーブウォーターの順によく混ぜ合わせる。
 入浴する直前に、もう−度よく振って注ぎ入れる。お湯をかき混ぜてから、ゆっくりとつかる。
      ホホパオイル        …… 6ml
      グリセリン         …… 4ml
      エッセンシヤルオイル    …… 2〜3滴
      ハーブウォーター(好みのもの)… 10ml(*1)

*1 ミネラルウォーターでも可

※体調が昔通の状態でないとき(妊娠中毒症、流産しやすい状態にあるときなど)は、全ての使用をおやめください。

症状別アロマレシピ
 妊娠は病気ではない…とわかってはいても、実際には吐き気がする、背中や腰が痛む、足がむくむなどのつらい症状に加え、精神的にも情緒不安定になりがちです。これは、赤ちゃんの住み心地がよくなるように、自然と身体が変化していくその現象だとか。
 ここに紹介したアロマレシピは、いずれも安全なものばかりですが、体調が悪化したときには、すぐに使用をやめてください。

◆こころ編
●つわりがひどい時には
 妊娠初期によくみられる、吐き気に似た症状です。
 カンキツ系のさわやかな香りに包まれて、心身をリラックスさせることが大切です。
 [芳香浴]

  単 品 ○グレープフルーツ、スイートオレンジ、レモン、ローマンカモミール
  ブレンド○オレンジ+ローマンカモミ−ル(2:1)
       レモン+ローズウッド(1:2〕


●気分が滅入ったり、情緒不安定の時には
 アレコレ考えて不安になったり、神経をとがらせていては、母体も赤ちゃんも疲れてしまいます。好きな香りの中でのんぴりしたり、濃かいお湯の中でくつろぎながら、赤ちゃんと楽しく対話してみましょう。
 身体を温め、リラックス効果に優れたオイルを選びます。

 [芳香浴]

  単 品 ○グレープフルーツ、サンタルウッド、オレンジ、ゼラニウム
       フランキンセンス、ラペンター、ロ一ズウッド、ローマンカモミ−ル
  ブレンド○オレンジ+ゼラニウム(2:1)
       サンダルウッド+ローズウッド(1:2)


 [入浴]

  単 品 ○ネロリ、ローズウッド
  ブレンド○グレープフルーツ(1滴)+ローズウッド(2滴〕
       ネロリ(1滴)+ベルガモット(2滴〕


※入浴と同じブレンド法で、家族や友人に簡単なハンドマッサージをしてもらうのもよいでしょう。

●よく眠れない時には
  精神的緊張から不眠になるほか、赤ちゃんがおなかの中で活発こ動きはじめるために睡眠不足になることもあります。いうまでもなく、母体には十分な睡眠が必要です。リラックスさせて安眠を誘うオイルで、寝室を香らせたり、入浴してみましょう。入浴はおやすみ前が効果的。身体が温まり、香りが残っているうちにベッドに入るようにします。
 [芳香浴]

  単 品 ○サンダルウッド、ネロリ、フランキンセンス、ラペンター、ロ一マンカモミール
  ブレンド○オレンジ+ネロリ(2:1)
       ラペンター+ローマンカモミール(2:1)


 [入浴]

  単 品 ○ネロリ、ローズウッド
  ブレンド○サンダルウッド(1滴)+ネロリ(1滴)
       オレンジ(2滴)+ネロリ(1滴)


※入浴と同じブレンド法で、家族や友人に簡単なハンドマッサージをしてもらうのもよいでしょう。

◆からだ編
 おもに妊娠中期頃からあらわれる症状です。安定期にはいったら、以下のアロマレシピで処方してみましょう。
●背中や腰が痛い時には
  おなかが大きくなってくると背中や腹に負担がかかり、こりがひどくなったり、腰がだる<感じられるようになります。筋肉の緊張を和らげ、こりをほぐすには入浴やマッサージが効果的です。
 マッサージは家族や友人にお願いしましょう。ベッドなどにラクな姿勢で腰をかけ、首から肩、背中から腰の部分を優しくなでるようにさすってもらいます。時間は5分程度にし、腹部や足元を冷やさないように気をつけます。


 [入浴]

  単 品 ○ラペンター、ローズウッド、ローマンカモミール
  ブレンド○ラペンター(2滴)+ローズウッド(1滴)
       ローズウッド(2滴)+ローマンカモミール(1滴)


 [マッサージ]

  単 品 ○ラペンター、ローマンカモミール
  ブレンド○ラベンダー(2滴)+ローズウッド(1滴)
       サンダルウッド(1滴)十ローマンカモミール(1滴)


●足がむくんで、疲れる時には
  出産までに平均10kgほど体重は増えます。これを支えるわけですから、足もたいへんです。 むくみや疲労には、手軽なフットパスや足のマッサージがよく効きます。
 マッサージは家族や友人にお願いしましょう。ペッドなどにラクな姿勢で横になり、ひざを軽く立てます。約5分間、足先からふくらはぎにかけて優しくなでるようにさすってもらいます。


 [入浴]

  単 品 ○ゼラニウム、ユーカリ
  ブレンド○サンダルウッド(1滴)+ゼラニウム(2滴)
       ユーカリ〔1滴〕+ラベンダー(1滴)


 [マッサージ]

  単 品 ○サンダルウッド、ゼラニウム、ラペンダー
  ブレンド○サンダルウッド(1滴)十ラペンター(1滴)十レモン(1滴)
       グレープフルーツ(1滴)+サンダルウッド(1滴〕+ゼラニウム(1滴)


◆出産編
●めざせ! 安産&快適出産
 いよいよ赤ちゃんとのご対面のとき。リラックスしながら楽しく、その瞬間を迎えたいものです。
 この時点で、タブーのオイルは全て解禁。自分の大好きな香りを選ぶとよいでしょう。おすすめは、呼吸のリズムを整えて、自然な陣痛を促すクラリセージやゼラニウム、またリラックスできる花の香りもOK。
 優しい香りに満ちた中での出会いは、赤ちゃんにとっても大きな安らぎとなるでしょう。


 [芳香浴]

  単 品 ○クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、ラペンダー、ローズ
  ブレンド○ゼラニウム+ローズ(2:1)
       クラリセージ+ジャスミン(1:2)



【アロマレシピ もくじ】