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●『腸の老化』が全身老化を捉進している
◆くさい便は腸が老化した証拠 生後数日の赤ちゃんの腸の中はビフイズス菌が95〜99%を占めており、ペーハーは5.0前後で完全な酸性です。するとどうなるでしょうか? 便が黄色く、くさくならないのです。ビフイズス菌が乳の乳糖から酢酸や乳酸などの有機酸をつくるので、特に母乳で育てられる赤ちゃんの便は甘酸っぱい匂いがするだけで色も黄色です。幼児期になるとビフイズス菌が赤ちゃん型から大人型のものに入れ替わり、数も減ります。比率は全体の10%ほどになり、その分さまざまな菌が出現して腸内細菌の種類が増えます。それにともなって便も大人と同じように茶色っぼく、くさい匂いがするようになります。 大人でも健康な人の腸の中はビフイズス菌が10%ほどの割合で保たれています。しかし、年齢とともにビフイズス菌が減り、60歳くらいになると1%以下になってしまいます。なかにはまったくビフイズス菌がいなくなり、悪玉菌と日和見菌だけになってしまう人もいます。ビフイズス菌の代わりに増殖するのが、ウェルシュ菌などの悪玉菌です。悪玉菌優勢となって腸内環境が悪化すると、腐敗現象が進むため便も悪臭がするようになります。つまり、くさい便は腸が老化したことを示す証拠なのです。 ◆腸年齢が実年齢!
離乳期、成年期を過ぎ、善玉菌が減っていく老年期と言われる60歳くらいになると、腸内フローラの構成図は大きく様変わりしてきます。善玉菌の代表であるビフイズス菌がグーンと減少し、それどころか10人に3人の割合でビフイズス菌を持っていない老人もいるくらいです。その逆に悪玉菌の代表である大腸菌とウェルシュ菌が増えてきます。とくにウェルシュ菌に関しては、若い人の場合2人に1人くらいしか持っていないのですが、老人になると10人中8人近くが持っていて、またその数も増えてきます。
ウェルシュ菌はタンバタ質やアミノ酸を分解しアンモニア、アミン、フュノール、インドール、スカトール、硫化水素といった有害物質を生成するのですが、実はこれらの物質は非常に強い臭気を放つのが特徴です。若い人でも肉類を食べ過ぎたり、便秘をしたときなど便が腐ったような臭気を帯びているのはこれら有害物質のせいなのです。老人になるとウェルシュ菌が腸内に常駐するようになるため、便の匂いはさらにきつくなります。肉食を続けたり、便秘をしたりすると便が腐ったような匂いになります。便がくさいということは腸内の不健康を示すシグナルなのです。くさい便の中には発ガンを促進する物質、老化を促進する物質が含まれています。食事が高脂肪・高タンバタの欧米食に偏ってしまいがちの若い人たちの腸内にはウェルシュ菌が多く棲みつき、腸年齢の老化が進行していることが最近明らかにされています。 |
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