|
○ 香りの特徴 |
デリケートでクールなレモンによく似た、
柑橘系の香り。心身が爽やかにリフレッシュ。
|
|
○ こころ に対するはたらき |
この精油は副交感神経にたいして強壮・緩和の両方の効果を発揮しますから、抑うつ的な気分を一掃することができることで有名です。また、これは、情緒にリラックス作用、リフレッシュ作用を示すとともに、高揚作用を示し、ストレスの悪影響をいやすことができます。
|
|
○ からだ に対するはたらき |
バーベナ油は消化器系に作用し、とくに胃の痙縮、痙攣、吐き気、消化不良、鼓脹をおさえます。この精油は食欲を刺激し、胆汁の分泌を促して脂肪の消化を助けます。これは肝臓に冷却作用をおよぼすことから、肝硬変のような炎症と感染症を好転させ、アルコール中毒症にたいして有益な働きを示します。
バーベナ油は呼吸器系に一定の効果をあらわし、気管支炎ならびに鼻づまりの各症状に効くと思われます。
バーベナ油は頻拍を鎮める力があり、また神経性の不眠症をなおすことができます。
この精油は催淫剤になるという評判がありますが、これはたぶん、心の根底にある緊張を和らげるその力からきているものと考えられます。
|
|
○ お肌 に対するはたらき |
バーベナ油は皮膚を軟化させる力があり、むくみをおさえます。ヘアトニックとしても役立ちます。
|
|
○ ブレンドしてよくあうオイル |
イランイラン油、カモミール油、グレープフルーツ油、ゼラニウム油、ネロリ油、パジル油、バラ油、パルマローザ油、ベルガモット油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油
|
|
○ 注意事項 |
バーベナ油は敏感な肌を刺激することがあります。
☆ エッセンシャルオイルの一般的な取扱い上の注意
☆ 安全キャップの開け方
|
|
○ 植物としての特徴 |
バーベナは葉をたくさんつける小低木で、かなりデリケートな、霜に敏感な植物です。その葉は淡緑色で、少ししわがあり、花はぅすいピンク色をしています。この木は18世紀に南米からヨーロッパに導入されたものです。この精油は大部分、アルジェリアとスペインで生産されます。このバーベナはよくバーペイン(クマツヅラ。 Verbena officinalis )やエキゾチックなバーベナ、リツェアクベバと混同されます。
|
|
○ 歴史と神話 |
属名の Lippia は1678年に生まれたヨーロッパの医師で植物学者だった人物〔オーギユスト・リピ〕にちなんだものです。また種小名の ciitriodora はカンキツの香りという意味です。この植物はレモンバーベナとも呼ばれ、18世紀からイギリスの庭園を飾りはじめました。バーベナのお茶はヨーロッパ大陸でひろ
く愛飲されるハーブティーで、また芳香リキュールにもこれが使用されています。
魔女たちは、この木の評判を利用して催淫剤をつくって、それを愛の薬に入れて使いました。微生物をよせつけをいために、人びとはバーベナをよくシナモン、クロープ、ジユニパー、レモン、ラベンダー、タイム、サンダルウッドとあわせてポプリをつくって用いました。このハーブはむかし、炎症を生じた眼をなおし、口内の潰瘍を治療するのに使用されました。今日では、バーベナ油は石けんと香水に使われていますが、この精油は収率が低いために高価格です。
|
|
○ 化学的な組成 |
ポルネオール、ゲラニオール、リナロール、ネロール(アルコール類)、シトラール(アルデヒド)、ジペンテン、リモネン、ミルセン(テルペン類)
|
※ワンダ・セラー著 高山林太郎 訳 「アロマテラピーのための84の精油」 (フレグランスジャーナル社) より
|