心と身体の健康館 香りでやさしく癒します
マギーティスランドの
エッセンシャルオイル

リンデン(菩提樹) Linden        2ml  定価7,500円  

学 名 :Tilia vulgaris
生産地 :フランス
抽出方法と部位:水蒸気蒸留法、花
主要成分:ファルネソール
作 用 :強壮、鎮静、収れん
ノート : ベースノート?
○ 香りの特徴
 優しさのある、エレガントで心地よい香り。
  幸福感を高めて心に自信を。

○ こころ に対するはたらき
 快眠を誘う、とてもリラックスさせる精油です。

○ からだ に対するはたらき
 これは神経系にたいする非常によい強壮剤になり、頭痛、片頭痛、神経痛、めまいに役立ちます。また、神経の緊張からくる高血圧にたいして有益だともいいます。ボダイジュ花油には浄血作用があり、血液の粘性を下げる力がありますので、高いコレステロール値を低下させ、貧血症に有効な働きがあるのは確かです。
 ボダイジュ花油は慢性的なカタル症状に有益で、また発汗量を増加させることによって熱を伴うかぜを好転させますが、一方では寝汗を減らす作用も示すといいます。この精油は呼吸器の疾患全般に、すなわち流感、肋膜炎、気管支炎などに有効です。気管が閉塞された感じをとりさってくれ、空気の通りをよくするのを助け、呼吸をらくにし、咳を鎮めてくれるのです。
 ボダイジュ花油には利尿作用がありますから、粘液をすべて浄化して腎臓の各種の不調をよくします。また、肝臓にたいして強壮・解毒の両効果を発揮しますので、肝炎に効きめがあります。この精油は胃の各種の不調、消化不良、下痢に効果的だと思います。口内潰瘍をなおすうえでも助けになります。
 尿酸過多を好転させますから、リウマチ、痛風、座骨神経痛に効果を示すと考えられます。
 眼の筋肉を強化することは確かですが、この精油を直接、眼に使ってはいけないのは、いうまでもありません。

○ お肌 に対するはたらき
 ボダイジュ花油には緩和、皮膚軟化、強壮の各作用があるところから、これを用いればしわをよせつけないといいます。また、この精油にはしみ、そばかす、やけどをなおすとともに、頭皮に強壮効果を発揮して、毛の成長を促すという評判もあります。

○ ブレンドしてよくあうオイル
 安息香油、イランイラン油、グレープフルーツ油、シトロネラ油、ジャスミン油、ジンジャー油、ネロリ油、バイオレット油、バーベナ油、バラ油、パルマローザ油、ラベンダー油

○ 注意事項
 ボダイジュ花油の芳香を嗅ぐと、少し頭が痛くなる人が一部にいます。また、この精油は敏感肌の人にアレルギーをおこきせることがあります。

 ☆ エッセンシャルオイルの一般的な取扱い上の注意
 ☆ 安全キャップの開け方

○ 植物としての特徴
 この Tilia europaea 〔セイヨウシナノキ〕は T. platyphyllos〔ナツボダイジュ〕と T. cordata 〔フユボダイジュ〕との交雑種といわれています。この木は、イギリスをはじめヨーロッパの多くの都市の街路樹としておなじみのものです。これは樹高が30メートルほどにまで生長する木で、ライムトリーとも呼ばれます。樹皮はくすんだ灰色で、枝は大きくひろがり、周囲にはぎぎぎざがあり、おもてが濃緑色でうらが淡緑色をした葉をつけています。ぶらさがって咲く白い花にはたっぶりとあまい蜜があり、ハチたちを有頂天にきせます。

○ 歴史と神話
 魔法と、癲癇と麻痺をこの木の花が病気をいやす力があるという評判とが結びつきました。古代のゲルマン諸民族はこの木を縁起が悪いなどとは考えず、これを自分たちの民族の象徴にしました。ローマ人はもう少し実践的で、樹皮の内側の部分を肉といっしょに煮て、肉の塩気を減らしていました。ボダイジュの花はよくホップとまぜて眠りを誘うのに使用きれてきました。フランスではこの花を「ティユル」と呼んで、不眠症と消化不良とを好転させるのにひろく愛飲されている飲料にさえなっています。
 以前はボダイジュの炭を水にまぜて入れて飲用し、胃のなかの毒物を同化させたものでした。これはまた、汗の出を抑制するとも考えられ、さらに化膿した創傷とガン性の増殖物にもこれが使われたこともあります。属名の Tilia は ptilon という古語に由来するものでしょう。 ptilon は「羽毛」という意味で、この木の葉が羽のような外観であることをあらわしています。イギリスの木彫の巨匠、グリンリング・ギボンズ〔1648〜1721)は、この木を彫刻するのがとても好きでした。残念なことに、ほんとうの天然のボダイジュ花油は入手するのはなかなかむずかしいように思います。この精油は商業的にうまく合成できるからです。

○ 化学的な組成
 ファルネソール(アルコール)

※ワンダ・セラー著 高山林太郎 訳
「アロマテラピーのための84の精油」
(フレグランスジャーナル社) より