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○ 香りの特徴 |
やや甘く、フレッシュなハーブ調の心地よい香り。
おだやかな落ち着いた気分に。
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○ こころ に対するはたらき |
この精油は、怒りの感情を鎮静させます。
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○ からだ に対するはたらき |
つまったところをクリアにする効果が著しく、とりわけ寝汗を伴う肺の各種の不調に役に立ってくれます。さらにまた、マートル油には鎮静特性がありますから、安らかな眠りを促します。作用のうえではこの精油はユーカリ油と似ていますが、夜用いるのであれば、刺激性の強いユーカリ油よりも益があります。マートル油とユーカリ油とは、どちらも過度の湿り気、気管支のカタル症状をよくするとともに、鼻づまりをなおすのに有効です。そして、感染症全般を抑制するのに効果があります。
マートル油はまた、性尿路系を正常にする効果があり、痔疾、下痢、赤痢などの症状を好転きせることで注目されてきました。そればかりではなく、この精油には消毒特性があることから、これは膀胱炎と尿道炎を治癒させるうえでも役に立ちます。
マートル油は白帯下をとめ、骨盤器官の全体的なうっ血を除去するのを助けることができ、子宮の効果的な強壮剤になるといわれます。
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○ お肌 に対するはたらき |
この精油には消毒・収斂の両特性があるので、うっ滞をおこした肌を浄化する作用を発揮するように思います。したがって、これはにきびの治療に有効なうえ、おでき類全般をきれいにし、とくに挫傷をなおす力があります。また、乾癬のかさぶたを目立なくします。
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○ ブレンドしてよくあうオイル |
カルダモン油、コリアンダー油、スペアミント油、タイム油、ティートリー油、ディル油、ベルガモット油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ローズウッド油、ローズマリー油
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○ 注意事項 |
長期にわたってマートル油を使いますと、粘膜を刺激することがあります。
☆ エッセンシャルオイルの一般的な取扱い上の注意
☆ 安全キャップの開け方
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○ 植物としての特徴 |
マートルは、むかし北アフリカとイランで野生していた低木です。いまでは地中海地方全域で栽培されており、ローズマリーとともにこの地帯の典型的な景観になっています。マートルの木は、つやつやした緑色ないし青色の葉をつけ、白い花々を咲かせ、黒い液果を実らせる背の低い常緑樹です。かつては、コルシカ島産のこの精油が最上の品質を備えているといわれたものですが、いまではマートル油の大半はモロッコ、オーストリア、チュニジアで生産されています。
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○ 歴史と神話 |
エジプト人はマートルを使用して顔面のチック〔筋痙攣〕症の症状を和らげていました。また、ローマ人はこれを呼吸器と尿路との各種症状にたいする万能薬と考えていました。でも、もっと抒情的だったギリシャ人は、この木を愛と不死とを象徴するものとみています。 それどころか、ギリシャではこれの催淫剤としての名声は非常に長くつづき、これが愛の水薬の成分としてよく使われたものです。ギリシャ神話では、テーセウスの妻パイドラーは、マートルの木かげで継子ヒッポリュトスにたいして恋に落ちました。マートルは香水と「ミルティダヌム」のようなスパイスをきかせたワインとの成分としても用いられました。オリンピックの競技での勝利看たちには、マートルの葉でつくつた冠がよく授けられたものです。
この植物のことは、旧約聖書でも、平和との関連でとりあげられています(ネヘミア記8:15、ゼカリヤ書1:8、11)。マートルは結婚式の花束と頭飾りにもよく加えられましたし、乾燥させて赤ん坊のためのパウダーとしても使用しました。これは、皮膚ガンに有効だとも考えられていました。また、これはスキントニックの一種である「エンジェル水」の成分にもされました。
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○ 化学的な組成 |
ゲラニオール、リナロール、ミルテノール、ネロール(アルコール類)、ミルテナール(アルデヒド)、シネオール(酸化物)、カンフェン、ジペンテン、ピネン(テルペン類)
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※ワンダ・セラー著 高山林太郎 訳 「アロマテラピーのための84の精油」 (フレグランスジャーナル社) より
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