|
○ 香りの特徴 |
清潔感のある、ややシャープな香り。
お部屋の空気や気分をリフレッシュさせます。
|
|
○ こころ に対するはたらき |
この精油は、とくにショックをうけたときに心をリフレッシュさせ、よみがえらせる力かあります。
|
|
○ からだ に対するはたらき |
ティートリー油のもっとも重要を用途は、免疫系の力を助けて感染症をおいはらうことです。この精油は白血球を活性化して、体内に侵入してきた有機体にたいする防衛線をつくらせ、病気にかかっている期間を短縮させます。これは強力な殺菌消毒力をもつ精油で、体から毒素を汗として排出させます。流感、口辺へルペス、カタルに用いて効果があり、腺熱および歯肉炎をなおすことができます。これはエイズをなおすとまでは申しませんが、エイズ愚者の免疫系を強化するのを助ける役に立ちます。もとより、こうした場合には正規の医師としての資格をもつ人間と協力して行うのがベストです。
手術を行う前にティートリー油を使用して一連のマッサージをすると、体を強化することができます。また、術後のショックを減少させるうえでも、これは有効です。この精油は強力な抗ウイルス特性、殺微生物特性があるため、くり返して感染症になった場合に、ウイルス病にかかったあとの体の衰弱にそれぞれ役立ち、回復期に体力をつけてくれます。
ティートリー油は殺真菌特性をもつことから、カンジダ性膣炎をなおす力があり、そのほかの性器の感染症にも全般的に価値を発揮します。この精油は尿路の殺菌消毒剤としても働き、膀胱炎のような障害を好転させます。これは、性器と肛門のかい痒症をなおし、水痘(水ぼうそう)から虫さされで生じる発疹にいたるかゆみ全般に効きます。
ティートリー油は、乳ガンの際のX線照射治療にたいして体を保護する一定の力を示すといいます。この精油をX線を照射するのに先立って体に塗布すると、体を保護する薄い膜ができ、これがX線の非常にふかい浸透から体を守ってくれ、瘢痕を小さくできるのは確かです。
ティートリー油は中耳炎、すなわち扁桃の病気と結びつくことがよくあるこの中耳の感染症を改善するのにも有益です。この精油はまた、腸炎のような腸の感染症を好転きせ、腸内の寄生虫を駆除します。
|
|
○ お肌 に対するはたらき |
ティートリー油はきわめて浄化力が強く、感染症をおこした創傷、おでき、よう(燦)の膿を減少させます。この精油は水痘と帯状疱疹で生じた吹きでもの類をきれいになおす力があるように思います。これは、やけど、ただれ、日やけのしすぎ、白鮮、いぼ、たむし、単純疱疹、水虫にも役立ちます。頭皮の乾燥状態とふけにも有益です。
また、ニキビには、ホホバオイル5mlにティートリーオイルとランバンサラオイルそれぞれ2滴を溶かし、一日2回綿棒などで塗ります。根気よく続けると、痕も残らず治るでしょう。
|
|
○ ブレンドしてよくあうオイル |
オレンジ油、クロープ油、サイプレス油、シナモン油、ジンジャー油、タイム油、マンダリン油、ユーカリ油、ラベンダー油、レモン油、ローズマリー油
|
|
○ 注意事項 |
皮膚の敏感な部分で刺激をひきおこすことがあります。
☆ エッセンシャルオイルの一般的な取扱い上の注意
☆ 安全キャップの開け方
|
|
○ 植物としての特徴 |
ティトリー油はとても用途のひろい精油で、ときどき tee-tree とつづります。 でも、 tee といっても人をなぐさめげんきづけるティーカップとこれとを結びつけるわけにいきません。チヤの学名は Camelia thea です。この M. alternifolia は、オーストラリアのニューサウスウェールズ原産の、サイプレスに似た低木です。樹高6メートルほどにまで生長する沼沢地帯の木ですが、いまでは栽培園で生育しています。非常に生命力が強く、幹を切り倒してもげんきよく生長しつづけ、二年後にはまた伐採できるまでになります。
|
|
○ 歴史と神話 |
オーストラリアの原住民たちは、ティートリーの薬効を長い間、認めてきています。世界のここ以外の地域の人間たちがこれをただの役立たずの木と考えていたとき、オーストラリアの原住民はこの木の葉を使用して、感染症をおこした創傷をなおしていました。ティートリーは1927年ごろヨーロッパに導入され、この植物がもつすばらしい殺菌消毒特性がたちまち注目を集めました。オーストラリアに入植したイギリス人たちは原住民たちの例にならい、医療用品が入手できない場合にはこの葉が役立つことを発見しました。
ティートリー油には免疫機構刺激効果があることから、これの人気ははやくから高まつていましたが、これがアロマテラピーに加わったのは新しいことです。オーストラリア、アメリカ合衆国、フランスで、ティートリー油の抗感染力、抗真菌力につき、とくにさまざまな皮膚症状をなおすうえでのそれらの特性について、積極的な研究が進められました。
第二次大戦中、この精油は皮膚の創傷の手あてを目的に、熱帯地方の軍隊ならびに軍需工場の工員用の救急用品キットに加えられました。ティートリー油は、外科・歯科で使われ、石けん、デオドラント剤、殺菌消毒剤、エアフレッシュナーにも配合されました。
|
|
○ 化学的な組成 |
テルピネオール(アルコール)、シネオール(酸化物)、シノン、ピネン、テルピネン(テルペン類)
|
※ワンダ・セラー著 高山林太郎 訳 「アロマテラピーのための84の精油」 (フレグランスジャーナル社) より
|