| ★★★趣味で集めたサプリメントのほんとのところを教えます★★★ | ||
勝呂 莱、南 三郎、楠原征治、熊田朝仁、坂本廣司 F00DStyle21(Vol.IV/No.6)別刷 | ||
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はじめに
グルコサミンは、イタリアの医薬品メーカー、ロッタ社を中心に、欧州では変形性関節症の治療薬として10数年前から利用されている。アメリカのマーケットではフードサプリメントとして、薬局やスーパーマーケットなどで販売され、ビタミン、ハーブと同じく市場に確実に定着している。 海外では変形性関節症に対するグルコサミンの治療効果が数多く報告され、いずれもグルコサミン硫酸塩を用いた試験であった。しかし日本においては硫酸塩は法的な制約があり、健康食品の素材として使用できない状況にある。そこで、我々は大阪外国語大学並びに整形外科病院と提携し、グルコサミン塩酸塩が変形性関節症に有効なことをヒトを使った投与実験で確認し、日本臨床栄養学会雑誌で報告した。またヒトを用いたグルコサミン塩酸塩および硫酸塩の経口吸収性を比較した結果でも、経口投与後グルコサミンの血中濃度が、塩酸塩、硫酸塩のいずれにおいても15〜30分でほぼピークに達し、速やかに吸収されることを1998年の日本農芸化学会で報告した。最近ではカナダの研究者が「変形性膝関節症の痛みに対するグルコサミン塩酸塩の効果」と題して、118名の患者にグルコサミン塩酸塩1.5g/日とプラセボを別々に投与し、WOMAC法を用いて評価した結果、総合的にグルコサミン塩酸塩の投与が有効であることを発表した。グルコサミン塩酸塩についての臨床例はこれで2報目となる。 しかしながら、グルコサミンの変形性関節症への予防と治療に関する報告のほとんどが症例報告に基づく現象論に過ぎず、投与によって臨床症状の改善が認められていても、軟骨の再生および治癒過程を実験的に証明した報告はみられない。そこで我々は鳥取大学南教授グループ、新潟大学楠原教授グループ、またはカイロ・プラクティツク治療院、クラウン、愛和クリニックとそれぞれの共同研究を行い、動物またはヒトでのグルコサミン塩酸塩の経口投与による関節軟骨への有用性を組織学的またはX線像で確認した。ここではその概要を報告する。 |
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